2020年5月13日、タジキスタン共和国のシロジディン・ムフリディン外務大臣は、上海協力機構の外務大臣会議に出席しました。この会議は、史上初めてビデオ会議形式で行われました。
会議では、上海協力機構における最優先事項である、新型コロナウイルスの感染拡大についての意見交換がなされ、また、機構構成国の社会経済発展への悪影響を緩和するために可能な共同活動についても議論されました。
ムフリディン外務大臣は、声明の中で、国家の歳入が大きく減少していることを挙げ、世界的なパンデミックがタジキスタンの社会、経済的指標に悪影響を及ぼしていることを強調しました。また、何よりもまず交通の復旧と食の安全の確保、そして医療設備の確保を進める必要があることを述べ、地域の安全保障の重要性を訴えかけました。それについて、アフガニスタン関係の課題や脅威についても触れ、タジキスタン・アフガニスタン国境の重要性を強調しました。
また、国際社会における上海協力機構の立ち位置と役割についても議論され、第二次世界大戦における勝利と国際連合創立75周年の重要性についても言及されました。議長は、加えて上海協力機構の首脳会談、その他のロシア主催の式典についても言及しました。
会議の最後、新型コロナウイルスの感染拡大についての外務大臣の宣言が採択されました。